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2024/05/08
【失敗しない仕事探し】介護職員のための職場選びのポイント
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介護職に転職するときに知っておきたいこと(初心者向け)

 

現代の介護業界は、高齢化社会の進展に伴い多様性を増しています。

これにより、異なるニーズに合ったさまざまな介護施設が提供されています。

知っているようで、なんとなく認識している介護施設についてそれぞれの施設の特徴を紹介していきます!!

介護施設の違いを理解したうえで、是非みなさんの理想の働く環境をみつけてほしいと思います。

 

◆在宅・居宅介護サービス◆

【利用者の生活拠点は自宅】

訪問介護(ケアステーション)

訪問介護員(ホームヘルパー)が 利用者の自宅を訪問し、日常生活のサポートをする

・身体介護:食事介助、排せつ介助、入浴介助など

・生活援助:掃除、洗濯、買い物、調理などの支援

・その他:通院などを目的とした乗車・移送・降車の介助サービスもあり

~働き方~

訪問介護職員は、高齢者の自宅を訪問するため、訪問時間や訪問頻度に応じて柔軟な勤務体制が求められます。また、運転免許やコミュニケーション能力も重視されます。

【おまけ】

訪問看護(ホウカン、ナースステーション)

看護師などが疾患のある利用者の自宅を訪問し、療養上のせわや治療の補助を行う

訪問リハビリステーション(ホウリハ)

 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが利用者の自宅を訪問しリハビリを行う

 

通所介護(デイサービス)

利用者が日帰りで施設に短時間介護を依頼できるサービス

・身体介護:食事介助、排せつ介助、入浴介助など

・レクリエーション活動:介護職員が企画し、利用者と一緒に参加して活動する

・送迎業務:利用者を自宅まで送迎する

~働き方~

通所介護職員は、夕方16時ごろに利用者を送り届ける場合が多く、勤務時間は夕方17時までの施設が多いです。

固定時間制で日祝がお休みの職場も多く、子育て中の方も含めて働きやすい職場です。

また、運転免許やコミュニケーション能力も重視されます。

【おまけ】

通所リハビリテーション(デイケア)

介護老人保健施設や病院、診療所などに通い、専門的なリハビリを受けることで、身体機能の維持や回復を目指す施設

 

◆施設介護サービス◆

【利用者の生活拠点は施設】

 

特別養護老人ホーム(トクヨウ)

公的な介護施設として、利用者にとって低料金・手厚い介護が特徴の施設

寝たきり状態など常時介護を必要とする要介護者の生活の場であり、入所した人の「終の棲家」的存在

・身体介護:食事介助、排せつ介助、入浴介助など

・レクリエーション活動:介護職員が企画し、利用者と一緒に参加して活動する

~働き方~

24時間体制でケアが提供されるため、夜勤や休日勤務があります。

入居者とのコミュニケーションや心のケアが重要な役割となります。

 

介護老人保健施設(ロウケン)

医療法人や社会福祉法人などが運営する公的な施設、入居者は3か月ごとに入所継続の判定が行われるため退所を前提とした一時的な入居施設

・身体介護:食事介助、排せつ介助、入浴介助など

・医療ケアやリハビリのサポート

~働き方~

24時間体制でケアが提供されるため、夜勤や休日勤務があります。

在宅復帰を目指す入居者が利用するため、医師や看護師と密接に連携し、入居者の健康状態を管理します。

 

介護付き有料老人ホーム(カイゴツキ)

民間事業者が主に運営する施設、受け入れる高齢者の要介護度の幅と提供するサービスの幅がきわめて広く、施設によって異なる

1)要介護者を受け入れる(介護専用型)

2)介護認定なし、要支援、要介護者を受け入れる(混合型)

3)外部事業者による介護ザービスを利用する(外部サービス利用型)

・身体介護:食事介助、排せつ介助、入浴介助など

・レクリエーション活動:介護職員が企画し、利用者と一緒に参加して活動する

・リハビリのサポート

~働き方~

自立した生活ができるだけの支援を提供しつつ、介護の必要な方にも適切なケアを提供します。

施設内での勤務が主体であり、通常は日勤や夜勤といったシフト制が採用されます。

 

住宅型有料老人ホーム(ジュウタクガタ)

主に民間企業が運営し、自立した高齢者が集まって生活する施設です。

介護の必要がないか、軽度の介護が必要な方が入居します。

宮崎では多くの場合介護が必要な方が入職しています。

介護サービスの提供は基本的にはオプションであり、入居者のニーズに応じて利用します。

介護職員は必要に応じて配置されますが、多くの場合はケアマネージャーや生活相談員が主要な役割を担います。

・身体介護:食事介助、排せつ介助、入浴介助など

・レクリエーション活動:介護職員が企画し、利用者と一緒に参加して活動する

~働き方~

自立した生活ができるだけの支援を提供しつつ、介護の必要な方にも適切なケアを提供します。

施設内での勤務が主体であり、通常は日勤や夜勤といったシフト制が採用されます。

 

グループホーム(グルホ)

認知症の高齢者が共同生活を送るための施設です。

認知症の症状を持ち、病気や障害で生活に困難を抱えた高齢者が、専門スタッフの援助を受けながら共同生活する介護福祉施設です。

少人数の入居者が家庭的な雰囲気の中で生活し、共同生活を営みます。

・身体介護:食事介助、排せつ介助、入浴介助など

・部屋の清掃

・入居者の相談・話し相手など

~働き方~

施設内での勤務が主体であり、通常は日勤や夜勤といったシフト制が採用されます。

 

サービス付き高齢者向け住宅(サコウジュウ、サツキ)

民間企業が運営する、自宅に代わる新たな住まいを提供する介護施設

複数の住戸が集まった施設で、共有の設備やサービスが提供されます。

高齢者は自宅での生活を維持しながら、介護の必要な時に適切な支援を受けることができます。

有料老人ホームと比較すると介護度が低い方の入居が多い傾向にあります。

・身体介護:食事介助、排せつ介助、入浴介助など

・レクリエーション活動:介護職員が企画し、利用者と一緒に参加して活動する

~働き方~

施設内での勤務が主体であり、通常は日勤や夜勤といったシフト制が採用されます。