はじめよう!介護職
日本は超高齢社会に突入しており、介護職の需要は年々増加しています。
厚生労働省のデータによれば、2025年には約245万人の介護職が必要とされています。
この背景には、高齢者人口の増加とともに、介護サービスを必要とする人々の数が増えることが挙げられます。
介護職は安定した職業であり、将来的にも需要が続くと予測されています。
60歳以上の求職者でも応募できる求人が多くあります。体力に自信のある方は是非、検討してみてください。
◆介護職員初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)◆
介護職の基礎を学ぶための入門的な資格です。
研修を修了することで、基本的な介護技術や知識を習得できます。
研修:130時間程度(講義や実技、実習が含まれます。)
全カリキュラムの出席と試験の合格が必要になります。
研修終了後には、研修修了証が交付されます。
【取得可能な場所】介護施設、介護福祉専門学校、通信教育、地域の自治体(ハローワーク:職業訓練校)、企業内研修など
◆介護職員実務者研修◆
介護職員初任者研修より高度な知識と技術を習得することができ、修了すると、介護福祉国家試験の受験資格を得ることもできます。
介護職員初任者研修の上位に位置する資格です。
研修:450時間程度
(初任者研修修了者:320時間)、(基礎研修修了者:50時間程度)、(ホームヘルパー1級修了者:95時間)
※週1回の通学形式で約6か月~1年ほどかかる
全カリキュラムの出席と試験の合格が必要になります。
研修終了後には、研修修了証が交付されます。
【取得可能な場所】介護施設、介護福祉専門学校、通信教育、地域の自治体(ハローワーク:職業訓練校)、企業内研修など
◆介護福祉士◆
合格率70%前後の介護の資格の中で唯一の国家資格です。
1年に1回試験が実施されます。
筆記試験は1月第4日曜日、筆記試験に合格した人は実技試験が3月第1日曜日にあります。
受験申込は8月中旬からです。必要な書類「第〇回介護福祉士国家試験『受験の手引き』」を請求する必要があります。
研修期間
・養成施設2年以上を経て受験する
・福祉系の高校3年以上を経て受験する
・3年以上の実務経験及び「実務者研修」を経て受験する
~介護福祉士の資格を取得するメリット~
・キャリアアップ:管理職や専門職としての道が開けます
・資格手当や給与アップなど、待遇が改善される
・信頼と評価につながる